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昭和38年東京オリンピック以前の昭和について(1)

保坂正康著『田中角栄の昭和』

田中角栄の昭和 (朝日新書) Book 田中角栄の昭和 (朝日新書)

著者:保阪 正康
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7/29朝日新聞・論壇時評に東 浩紀が書いている。

 菅直人首相の政策ブレーンとして知られた小野善

康は、増税と経済成長の両立が可能だと説く。小野

理論は学会で異端とされているようだが、不況の原

因はせんじ詰めれば、消費者が金を使いたがらない

こと、モノへの欲望が枯渇していることにあるとの指

摘は直感的には頷ける。しかし、もしそうだとすれば、

枯渇した欲望を増税と再配分で刺激するのも限界

があるのではないか。不況の原因が社会心理にある

のだとすれば、経済政策でできることは限られてしま

う。↓ ※関連したことが「小幡績PhDの行動ファイナ

ンス投資日記」6/27の「学会と政治」
http://blog.livedoor.jp/sobata2005/archives/2010-06.html

松岡正剛の「ISIS本座」千夜千冊連環篇1372夜

http://www.honza.jp/senya/1372にもある。

 →保坂正康。田中角栄の本格的評伝。「個人は物量

をもって、国家は経済社会の繁栄をもって最大の幸福

を得るという信念」のもと、理念なき政治を断行するこ

とで逆説的に社会の解体を導いてしまったという保坂

が描く田中像は、現代の問題を考えるうえで示唆に富

む。田中以降、誠治は経済の話しかできなくなってしま

った。というよりも、そのような歪んだ政治を求める国民

の欲望の鏡として田中は現れた。私たちはいまだその

呪縛に囚われている。モノへの欲望が枯渇した時代に

おいて、政治とは、そして幸福とはなにかを考えること、

それは「田中角栄の昭和」を終わらせることにほかなら

ない。(朝日新聞7/29より)

 田中角栄が佐藤栄作のあと首相になったのは昭和

47年7月から49年12月までで、54歳から56歳の間であ

った。

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