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車谷長吉「阿呆者」

阿呆者 Book 阿呆者

著者:車谷 長吉
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「もう人間ではいたくないな」・・・死は存在の消滅であるから、

死がやって来れば、私はもう人間ではいられなくなり、救われ

るのである。人間でいる限り、どこまでも苦の世界を生きて行

かなければならないのである。世には楽をすることこそ、人生

の幸福と考えている愚かな手合いが多いが、私は楽をするこ

とほど嫌いなことはなく、さりとて苦の世界も辛いのである。生

きるために私が選んだ文章の道は、苦の世界である。・・・先

々週であったか、朝日の「be」の人生相談欄・車谷先生の名

調子を久しぶりに読んだら、また車谷長吉が読みたくなり、

文士の魂・文士の生魑魅 (新潮文庫) Book 文士の魂・文士の生魑魅 (新潮文庫)

著者:車谷 長吉
販売元:新潮社
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図書館で「文士の魂」「文士の生魑魅」の単行本を借りてきた。

私も「62歳、いつ死んでもよい」と覚悟を決めて生きて行きたい

と思うが、車谷のように世捨て人にもなれず、これは死ぬまで

勉強するほかはないと常に思う毎日だが、この後国民年金な

ぞいくらも貰えず、妻の手前死ぬまで勉強どころか死ぬまで仕

事をしなければ我々自営業は飯も食えない。この暑さにちっと

も涼しくならない夜になり、本を手にとれば眠くなる。5ページぐ

らいめくれば必ず眠くなるので、この頃では5ページ以上読め

ればずうーっと眠くならないで寝不足になってしまうのではと、

かえって明日の朝が心配になる始末。いずれにしても、中途半

端で消化不良な日々送るしかない。これも日常であると自分だ

けで納得している。

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