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3/6無料映画会は高峰秀子・追悼映画・第2回『流れる』

3/6(日)午後1時30分~

絵本交流館・ピョン太文庫

高峰秀子・追悼映画・第2回

幸田文・原作

成瀬巳喜男監督『流れる』1956東宝)

(監督)成瀬巳喜男 (原作)幸田文(脚本)田中澄江、

井手俊郎(撮影)玉井正夫(美術)中古智

(音楽)齊藤一郎(出演)田中絹代、山田五十鈴、

髙峰秀子、岡田茉莉子、杉村春子、栗島すみ子、

中北千枝子、賀原夏子、宮口精二、加東大介、

中村伸郎、音羽久米子 (116分・35mm・白黒)

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★佐藤忠男著『小津安二郎の芸術 上』より

正面からの人物撮影について

・・・小津は、なぜ、不自然と感じられてまで、人物

がカメラに正面から向き合うことに執着したか。

・・・小津は人間の行動を横から見ることを好まな

かったのである。・・・その人物がなにかを語りはじ

めた時には、必ず、作者である小津自身に語りか

けるように語りかけなければならなかったのであ

る。・・・小津の映画においては、登場人物はすべ

て、小津にとってのお客のような存在だったのだ、

と。・・・

・・・小津の作劇法をはっきり理解するために、小

津の後輩であり、しばしば、小津と似た題材を扱っ

た成瀬巳喜男と比較してみたい。小津の映画でも

、成瀬巳喜男の映画でも、事件らしい事件がなか

なか起こらないことが多い。事件が興っても、娘が

結婚するとか、夫婦の感情がしっくりゆかないとか

いったことで、当事者たちにとっては大事件でも、

一般の関心からすれば平凡な日常的な出来事で

あることが多い。そういう事件にとぼしい作品のば

あいに傑作になることが多く、事件のありすぎる

作品では二人ともたいてい失敗している。

・・・・つづく

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