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昨日みた映画『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』

君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956

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東京オリンピックの前の開催地がローマで、その前

が南半球で初めての、しかも開催地の気候に合わ

せて11月から12月にかけて開かれたメルボルン

オリンピック(1956年)であった。その時に「ハンガ

リー動乱(なぜかその後、私たちが中学や高校で習

った教科書では動乱と表示されていた。圧政からの

自由を求めた戦いが成就しなかったものは、革命で

はなく動乱なのか)」もおきていた。映画の中でハン

ガリーの人たちの合言葉は、“マジャール人”。ハン

ガリーもその昔はマジャール帝国と言われるほど周

辺諸国に及ぶ領土と民族で歴史と栄華を誇ったの

で、ロシアにおめおめという意識がきえることはなか

ったのだろう。ユーラシアに続く土地柄、紀元前から

攻めたり攻められたりを繰り返してきたわけだ。

ヴィスコンティの好みの美男に筋肉をつけたような彼

と、アンジェイ・ワイダの映画に出てくるような東欧系

美女の、それこそ動乱の愛の物語。

<ウィキペディアから>

  • 3つの国際情勢によりボイコットする国々が相次いだ
  • 。ひとつは、イギリスフランスが関与したスエズ動乱
  • に抗議しエジプトレバノンイラクが不参加。2つ目
  • は、ソ連によるハンガリー侵攻に抗議しスペイン
  • ランダ、スイスが不参加。特に水球ハンガリー対ソ
  • ビエト連邦戦は乱闘騒ぎにまで発展(メルボルンの流
  • 血戦)。大会終了後フェレンツ・プスカシュら45人のハ
  • ンガリー選手が西側諸国に亡命した。3つ目は中華民
  • 国の参加に抗議し、中華人民共和国がボイコット。
  • ドイツが前々回のロンドンオリンピックに参加が禁じら
  • れて以降、ヘルシンキオリンピックでは西ドイツ選手
  • のみの参加に終わったが、この大会から東ドイツ
  • の連合チームでの参加、その後1964年まで続く。
  • <アマゾンより>第二次世界大戦下、ナチス・ドイツ

    が押さえていた東欧地域は、その敗戦により、政治

    上、ソヴィエト(現・ロシア)の支配下に入り、社会主

    義体制をとる事になる。 表面上、社会は平静を保っ

    ていたが、裏では秘密警察による厳しい言論統制

    や粛清が行われて居り、ポーランド、ハンガリー、

    チェコでは、自由を求める人々が蜂起しては、

    ソ連軍に制圧される、という事件が繰り返されてい

    た。この作品は、1956年に起こった、いわゆる「ハ

    ンガリー動乱」と、その直後に開催されたメルボル

    ン・オリンピックでの出来事を学生達の視点から描

    いて居り、ほぼ同時期に日本で公開された映画とし

    ては、アイルランド独立運動に参加する若者達を扱

    った「麦の穂を揺らす風」(06)等とも似た切り口とな

    っている。

    この作品では、時の指導者・ナジ首相などは、ほん

    の一瞬登場するだけなので、個人的には、もう少し、

    当時の政治的背景に触れておいても良かったので

    は、と思うが、89-90年の「東欧自由化」、「ベルリン

    の壁崩壊」以降でなければ絶対に作る事の出来な

    かった映画である事は間違いない。(因みに、この

    時、東西を隔てる国境の鉄条網「鉄のカーテン」を

    いち早く取り除き、「自由化」のきっかけを作ったの

    もハンガリー。)

    ソヴィエト以外にも、古くは、オスマン・トルコや、隣

    国・オーストリア・ハプスブルグ家に支配され続けた

    ハンガリーの人達にとっては、自由とは当然の権利

    ではなく、常に、戦って勝ち取らなければならない

    物だった訳で、「普通の生活」ができる事の尊さに

    ついても考えさせられる。

    制作のゴダ・クリスティナは、1970年生まれ、「自由

    化後」の新世代に属する新進女流監督。 

    この映画を観てハンガリー近代史に興味を持たれた

    方には、同じハンガリー出身のアカデミー賞受賞監

    督、サボー・イシュトヴァーンが英国の俳優達(レイ

    フ・ファインズ、レイチェル・ワイス等)を起用して制

    作した、ユダヤ系ハンガリー人一家の3代記「太陽

    の雫」(95)もお薦め。

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