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2013年1月

水戸・下市のお祭り③

朝日新聞東部販売・佐藤新聞店の地域情報紙

1月20日号掲載

下市御祭礼と余興

(金子竹酔著『明治後半期と大正時代の下市回顧録』より)

下市の御祭礼と称するものは、古くは東照宮(駅前銀杏

) のお祭りであって、各町から山車やその他の余興

を作って千波湖を通ずる新道へ下市柳堤から出て行っ

たと祖父から聞いている。

それがいつからは定かではないが、吉田神社を下市鎮

守として毎年1015,16日にお祭礼を施行し、今と同様

に本三町目、青物町、曲尺手(かぎのて)町に毎年輪番

制に仮殿ができて、本殿より御神輿は古式の行列によ

って下市へご出社するのである。この御出社、御帰還

の送迎に各町の余興が行列に加わった。各町氏子は競

って山車や底抜け屋台その他の余興をだして豪勢な祭

りが行われ、近郷から善男善女が見物に殺到してにぎ

わいをきわめ、関東での有名な御祭礼であった。

年中行事的な余興の主なるものには台町の「ササラ」、

藤柄町鐘馗の山車、本一(※町目・現在の本町1丁目)

西八郎為朝の山車、本二(※町目・現在の本町1丁目)

古鳥の山車、本三(※町目・現在の本町2丁目)吹流しの

山車、本四(※町目・現在の本町2丁目)「かさほこ」山

車、裏五(※町目・現在の本町3丁目)赤色猩々の山車、

曲尺手町(※町目・現在の本町3丁目)牛若丸の山車等々、

そのほかの各町は思い思いの余興をだした。いずれも

その町内の若衆たちがそろいの服装に祝蓋を背負って

山車を引きまわした。・・・吉田神社祭礼当日、大商

店は休業して店内に自家自慢の金屏風を立てまわし、

生華、盆栽などを陳列したり、茶の湯をたてたりして

来客をもてなした。これは下市以外の町には見られな

なかった下市独特の風景であって、いかにも豪商らし

いゆとりを見せていた。

下市の初市・正月8日は初市と称して裡一町目(※現在

の本町1丁目)鎮座市杵姫神社(俗称市神様)が本三町目

(※現在の本町2丁目)の仮殿にご出社して「だるま」市

がひらかれ、縁起物や名物ねじり飴などを売る露天商

がたくさん道路の両側に店を張る。各商店は競って商

品を店頭に陳列して景品附き売出しをした。ことに酒

屋、醤油店、乾物店などは、樽や箱などの商品を34

(5.47.2)も高く積み重ね提灯をつけ装飾をして

景気を倍加した。近郷近在から非常に人手があり、雑

踏をきわめにぎやかで、商家の収入も莫大なものがあ

った。今もなお、この初市は恒例として残っているが、

当時を回顧すればまったく雲泥の差がある。(※は加筆

部、著者の金子竹酔氏は昭和49年に亡くなった本四町目

にあった金子薬局の金子八郎右衛門さんで、水中から東

北帝大薬学科卒。本書は昭和27年初版発行、昭和49年に

新いばらきタイムスに改訂連載され、その後出版された

:あらい)

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『愛と哀しみのボレロ・完全版』近く上映

『愛と哀しみのボレロ・176分版』上映会

1/20,27と2回の無料映画会に大勢の皆様のご参加をいただ

きありがとうございました。今回のDVDも大変貴重な絶版もの

でしたが、ピョン文庫ではこのたび上映時間4時間半の超貴重

な「完全版のLD」を購入することができましたので、陽が長くな

る5月にでも上映したいと思っています。どうぞご期待ください。

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1月20日・27日「愛と哀しみのボレロ」特別上映会開催

1月20日・27日午後1時から 170分

ピョン太文庫にぎわい名画座・特別上映会開催

絶版DVD『愛と哀しみのボレロ』

1981年フランス映画 クロード・ルルーシュ監督

音楽フランシス・レイ&ミシェル・ルグラン

振り付け モーリス・ベジャール

001


002


パリ(エディット・ピアフ)、ベルリン(カラヤン)、モスクワ

(ヌレイエフ)、ニューヨーク(グレン・ミラー)戦中から

戦後へ、四つの都市を舞台に、4人の20世紀を代表

する芸術家の繰り広げる壮大なドラマをお楽しみく

ださい。今回は事前にご予約のお電話をお願いして

います。事務局029-221-3951あらいまで

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